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工芸/彫刻

木彫二天像 持国天(左) 多門天(右)

当山の二天門に祀られた多門・持国の二天で台座とも3mに近い巨大な像です。元禄14年(1701)より何年か前の作と推測されています。彫刻の随所に鎌倉時代の手法を遺した傑作です。

梵鐘 (県指定文化財)

高さ1.48m。大鐘には珍しく無銘の鐘です。梵語の「阿(あ)字(じ)」が撞座の上に鋳こんでありますが、このように梵字が陽鋳された鐘は我が国においては2,3の例を見るのみです。
 『甲斐国志』に当山の梵鐘について、「古縁起ニ云ウ建長三年辛亥十一月十九日大鐘ヲ鋳ル」とありますが、この鐘がその時のものであるとは断定できません。形式から見て、制作年代は14世紀は下らないものと推定され、中世に鋳造された甲斐国八名鐘の一つです。

大薙刀・備州国長船兼光(おさふねかねみつ)銘 (県指定文化財)

「備州国長船兼光」の刻銘があり、全長約140センチ(4尺6寸2分)の豪壮な姿形をした大薙刀です。武田信玄が武田八幡宮に奉納したものです。『甲斐国志』には「信玄奉納兼光ノ大薙刀」とあるのみで、奉納の時期はあきらかになっていませんが、当山の古文書には「信玄が小笠原氏・村上氏らを追放して、信州全土を平定した折に奉納した」とありますので、天文22年(1553)頃になります。
 誠に惜しいことに明治4年の当山宝蔵の火災により、その他の宝物とともに火難を受け、美術工芸品としての価値は減少しましたが、歴史資料、特に武田氏の信濃経営を知る資料として貴重な存在です。平成7年、現在の名工・吉原義人氏によって再刃が施され面目を一新しました。

八幡(はちまん)神本地仏(しんほんじぶつ)鏡像 (県指定文化財)

阿弥陀如来が観世音菩薩と大勢至菩薩の両脇(わき)侍(じ)を従えた三尊形式の鏡像です。鏡像の直径は47.5センチ。仏体は別に鋳たもので、周辺の幅の狭い三角縁と吊り手の耳と一鋳に作られた鏡体に装着されています。
 裏の墨書によると正応3年(1290)の8月に奉納されました。素朴な作りですが、鎌倉時代の特徴がよく表れていて、大形である点からしても県下に類のないものです。

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